【グッドデザイン13】イプシロンロケット、金賞を受賞

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【グッドデザイン13】イプシロンロケット、金賞を受賞
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JAXA 宇宙航空研究開発機構は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2013 年度グッドデザイン賞で、経済産業大臣賞にあたる「グッドデザイン金賞」をイプシロンロケットが受賞したと発表した。

受賞作品名は「イプシロンロケット(Epsilon Launch Vehicle)」で「公共の移動機器・設備」に分類される。審査対象3400件の中から1212件のグッドデザイン賞を受賞、さらにベスト100に選出され、モビリティ部門から金賞受賞となった。

担当審査員は「生活・産業・公共領域」のユニット長でデザインディレクターの山田晃三氏、交通工学研究者の羽藤英二氏、デザイナー原研哉氏、モビリティジャーナリスト森口将之氏。審査委員会の評価は次の通り。

「ひとを運ぶ乗り物ではない。観測衛星や機器を宇宙空間へ運ぶロケットである。日本には優れた固体燃料ロケット技術があるが、このイプシロン・ロケットの技術開発の目的は明快である。高性能、小型軽量コンパクト、低価格、組み立て、発射準備から解体のプロセスも徹底的に凝縮させることに徹した。ロケットの打上が特別な大仕事でなく『日常の出来事』のようにすることにあった。この観点は、インダストリアルデザインの目途と合致する。この点を多いに評価したい。」

「ロケット本体は極めてシンプルである。『宇宙への敷居を下げる(JAXA)』という姿勢は、外観意匠においてさらなる象徴性を必要とするだろう。ならばグラフィックデザインの今後の可能性に期待したい。このイプシロン・ロケットが、モビリティ部門に相応しいかどうか疑問ではあったが、宇宙に『夢』を運ぶ移動具と解せば、ど真ん中なのかもしれない。世界を市場に堂々と戦って欲しい。」

《秋山 文野》

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