【東京モーターショー13】大空を舞うグライディングカー、日産三角翼EVの誕生…ブレードグライダー

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日産 ブレードグライダー
日産 ブレードグライダー 全 6 枚 拡大写真

日産が東京モーターショーで発表する新型電気自動車(EV)が、グライダーにインスピレーションを得たという『ブレードグライダー』だ。

◆サスティナブルなマインドセットを持つ層に向けたグライディング体験

グライダーとはすなわち異次元の運転感覚と自然を見方にする二つの要素を含むという。ブレードグライダーはドライバーにグライダーを操縦する感覚を起こさせ「運転という概念に革新を起こす」。これを可能にするのは特殊な三角翼形状、デルタシェープテクノロジー。この形状が究極まで空気抵抗を軽減し、自然を味方にする。まさしくグライディングと同じ様に。

ターゲットユーザは、「高揚するドライビングを、高効率に楽しみたい男性」である。EV同様ゼロエミッションを徹底するだけでなく、ハンドリングにもこだわった。重視したのは特別な技術を必要としないこと、直感的にコントロールできること。レーシングドライバー、ミハエル・クルムからは「人生の中で最高のハンドリングだった」との評価を得たという。

◆斬新なコクピット

コクピットのアイディアの端緒は「映画館でどこに座りたいか?」だったという。「映画を最高に楽しむためには真ん中に座ることが必要ではないか」…先行商品企画部成田剛史氏は、映画を切り口に中央運転席のアイディアを話した。

ドライバーに日々の何気ない運転を楽しんでほしい。そんな思いから、このユニークなデザインに行き着いたという。「一度体感するともとには戻れない。いつかは中央運転席が当たり前となる日も近いかもしれない」(成田氏)。しかし会場から投げられた市販段階での安全面における懸念に関わる質問に対しては、これから十分に配慮しなければならない点を認識していると返答した。

《北原 梨津子》

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