2013年のF1ドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。彼の勝利への執念とモチベーションはどこから来るのか。メディアからのインタビューに答える彼の言葉に耳を傾けてみよう。
「僕はレーシングを楽しみ、子供の頃からF1で走るのが夢だった。これほど成功を収めたことは、勿論誇りに感じているが、新たな年や全てのレースが僕にとって新しい挑戦なので、モチベーションを欠いたりはしていない。なぜなら僕は車の中で全てを正しく行うことが、いかに大変かを知っているからだ」
「最近の土曜日に行われたアブダビグランプリが良い例で、僕は予選で力み過ぎた為にマーク(・ウェバー)に抜かれて2位になったので、予選が終わった後に正直言って嬉しくはなかった。チャンピオンになったのだから落ち着くべきだと言う人もいるだろうが、それが自分であり、僕は野心的で勝利したいので、チャンスがあればそうするだろう」
「それは大きな学校のクラスに居るようなもので、中には気の合う人もいれば合わない人もいる。だがそれは彼等を嫌ったり避けたりということではなく、彼等がグリッドでどの順位であろうが、僕は他のドライバー達に尊敬の念を持っている」