エアバス、ANAの新生LCCであるバニラ・エアにA320の1号機を引き渡し

航空 企業動向

エアバスは、成田を拠点とするLCC(格安航空会社)のバニラ・エアに、第1号機となるA320を引き渡したと発表した。

バニラエアはA320をAWASからリースで導入したもの。12月20日から成田から沖縄、台北路線で商業運航を開始する。2014年1月以降、札幌、ソウル路線にも就航し、レジャー・リゾート路線を中心に順次就航路線を拡大していく予定。

バニラエアに引き渡したA320は、全席エコノミー・クラスの180席で、燃費を削減するシャークレットを装備している。エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56エンジンを選定した。

バニラエアの石井知祥社長は「私たちが目指しているのは、シンプルでわかりやすいサービスや商品をベースに、価格以上の満足を提供し、顧客が一番ワクワクする航空会社。コスト効率に優れ、信頼性の高いA320は私たちのニーズを満たしてくれる最適な航空機である」とコメント。

エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は「A320は運航コスト、整備コストを大幅に抑えるだけでなく、乗客に非常にゆとりある快適な客室を提供する。また、バニラエアはシャークレットを装備することで最大4%燃費を節減することができる」と述べた。

バニラ・エアは、ANAホールディングス100%出資のLCCで、エアアジアとANAの合弁会社だったエアアジア・ジャパンが前身。A318、A319、A320、A321で構成するA320ファミリーは、単通路型機のベストセラー機。合計受注数は約1万機で、現在、390社以上に5700機以上を引き渡している

《レスポンス編集部》

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