JR西日本の糸魚川駅(新潟県糸魚川市)が、12月1日から橋上化されることになった。翌日は北陸新幹線の列車走行試験の歓迎イベントも行われる。
糸魚川駅は駅の北側に駅舎が設けられていたが、北陸新幹線長野~金沢間の延伸開業(2015年春)により、南側に新幹線の高架駅が設置される。これに伴い、在来線の線路上にも在来線用の橋上駅舎を設置し、同時に駅の南北を結ぶ自由通路を整備する工事が進められてきた。
今回は在来線橋上駅舎と自由通路の一部(在来線側)のみ、12月1日の初列車から使用を開始する。新幹線高架駅舎側の自由通路は2014年秋からの使用開始を予定しており、当面は自由通路による南北の行き来はできない。使用開始当日は10時から15時までイベントを実施し、記念式典(11時~11時35分)のほか鉄道グッズや特産物の販売、「走るジオパーク ラッピング『キハ120系車両』公開・記念撮影会」(13時30分~14時20分)などが行われる。
また、翌2日は北陸新幹線長野~黒部宇奈月温泉間で実施される列車走行試験の歓迎イベントが、同駅の新幹線ホームで実施される。当日の11時30分、糸魚川駅に隣接する商業施設「ヒスイ王国館」2階で受付を行い、11時50分に新幹線ホームに移動。試験車両のE926形「East-i(イースト・アイ)」は12時到着、12時30分発車の予定となっており、その間、海側のホームから「East-i」を見ることができる。
試験列車の歓迎イベントは事前応募制となっており、高校生を除く18歳以上の糸魚川市民のみ参加できる。募集定員は100人で、申し込みは往復はがきで受け付ける。締切は11月20日17時(必着)。問い合わせは糸魚川市都市整備課まで。