【新聞ウォッチ】マツダ車試乗会の自動ブレーキ衝突事故、スピード超過の人為的ミスの可能性浮上

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年11月18日付

●東京五輪準備、スポーツ庁文科省外局に政府方針(読売・1面)

●EU関税「90%即撤廃」要求 EPA交渉 日本は「段階的」主張 (読売・2面)

●これからの人生、カーレース監督1年半、稲垣潤一さん (読売・19面)

●東海原発廃炉先送り「ごみ」処分場決まらず(朝日・1面)

●イチョウ並木名車走る、八王子でパレード (朝日・29面)

●クール便佐川も常温 (産経・27面)

●太陽光価格2割下げ、再生エネ風力・地熱に軸足(日経・1面)

●社説 自動車税制は簡素化とグリーン化軸に (日経・2面)

●月曜経済観測、高値続くガソリン、日本の需要減少に拍車、月岡隆・出光興産社長(日経・3面)

●ここに注目、東京モーターショー景気持ち直しが追い風に(日経・15面)目名

ひとくちコメント

1週間前に埼玉県深谷市の販売店駐車場で起きたマツダ車の自動ブレーキ試乗会での衝突事故は、その後、試乗会を自粛するなど大騒ぎになったが、自動車のユーザーらが最も知りたいことは事故の原因だった。

それが捜査関係者によると、当時の走行状態が記録された車載計器を解析した結果、37km/hに達し、ブレーキを踏んだ形跡もなかったことがわかったという。朝日が11月16日朝刊の社会面で報じたほか、17日にも産経や日経が取り上げていた。

マツダ車の「CX-5」に搭載された衝突の危険を察知すると自動ブレーキがかかる機能(SCBS)は、30km/hを超えたり、アクセルを踏み続けていたりすると作動しない仕組みになっているそうだ。

埼玉県警も「事故は車の構造上の問題でなく、運転ミスによるものとの見方を強めている」(朝日)という。ただ、試乗車に同乗した販売店の係員が、事故を起こしたドライバー客に対する事前説明で自動ブレーキの機能などを正しく伝えたのかどうかは捜査中という。

最近は自動車に限らず、ガスコンロなども安全装置が取り付けられており、地震などが発生しても自動的に火が消える仕組みになっている。しかし、先端技術の電子頭脳ばかりに頼り過ぎて、人間の頭脳で危険を感知したり、回避する能力が低下してしまうことのほうが、ボケとともに恐ろしいことである。

《福田俊之》

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