気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年11月19日付
●クルマ未来へ、自動運転事故ゼロの夢 (読売・1面)
●レクサスHV14年に10車種、トヨタ、2車種発売 (読売・10面)
●米中西部の竜巻、富士重工場被害 (毎日・7面)
●日中経済協会訪中、中国トップとの会談探る (東京・6面)
●最高益企業危機後で最多、車・スマホ関連がけん引 (日経・1面)
●華人連合で東南アジア攻勢、タイに車生産拠点 (日経・11面)
●レクサス50万台超、13年世界販売トヨタ,6年ぶり (日経・13面)
●スズキ、小型車スイフト国内生産に変更、欧州向け (日経・15面)
ひとくちコメント
外国人力士が増えたとはいえ、世界中からこれほどの外国人が両国国技館に集まるのも珍しい。
東京モーターショーの開幕を控えて、トヨタ自動車が東京・墨田区の両国国技館で出展予定の「レクサスRC」などを国内外のメディアに一足早くお披露目するウエルカムパーティを開いた。
国技館内は、スポーツクーペの『RC』、SUVの『LF-NXターボ』などをズラリ展示したほか、レクサスブランドのグッズコーナーも設けた。新しいレクサスブランドは「クルマの枠にとどまらず、ライフスタイルにまで挑戦の場を広げる」ことを目指しており、その世界観を日本から発信する場として、今回は国技館を選んだという。
会場には、欧米、アジア系など世界中から招待された約300人の海外の自動車ジャーナリストも参加し、スピーチをはじめ、進行案内などは日本語ではなく英語で行われるなど国際色が際立った。
現在、大相撲は九州場所を福岡で行っているため、国技館には、土俵がなかったが、それでも、正方形の会場は普通のイベントホールとは違った雰囲気を味わうことができたようだ。
きょうの読売と日経は、会場でレクサス担当のマーク・テンプリン常務役員がスピーチで「2013年の世界販売が50万台を超える見通し」と述べたことから「レクサス50万台超、13年世界販売トヨタ、6年ぶり」(日経)、読売は「レクサスHV14年に10車種、トヨタ、2車種発売」などと取り上げている。
リーマン危機後は、レクサスブランドも世界販売が落ち込んで一時は“土俵ぎわ”まで追い詰められたが、今回のショーをきっかけに、再び白星を積み重ねられるかどうかに注目したい。