自動車所有コスト、マレーシアは世界2位…シンガポールに次ぐ高さ=米ジャロップニック

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
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米国の自動車情報サイトのジャロップニック・ドット・コムの記事におけるランキングで、マレーシアにおいて自動車を所有するコストが、シンガポールに次いで世界で2番目に高いことが明らかになった。

同ランキングによると、3位以下は▽インドネシア▽ニカラグア▽中国▽ブラジル▽英国▽セント・クリストファー・ネイヴィス▽北朝鮮▽キューバ--。

マレーシア消費者協会(FOMCA)のK.コリス・アタン氏は、シンガポールは国土が狭く人口が増加傾向にあるため、政府は公共交通機関の利用を推進していると説明。そのため政府による車両総量規制の一環として自動車の所有には自動車購入権(COE)を取得することが必要で、入札により価格を決定していることから保有コストが世界一高くなっていると理解を示した。そのうえで、マレーシアにおいて自動車関連の税金が高いのは、政府が税収を増やそうとしていることが理由で、自動車の保有率を引下げようとしているためではないと指摘した。

コリス氏は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への署名など、自由貿易の推進のためには輸入外国車に対する高い課税政策を見直す必要があると指摘。自動車関連の課税が重いことの理由として、政府による燃料補助の負担を相殺することも考えられると述べた。そのうえで、燃料補助は低所得層の負担軽減となるべきで富裕層も恩恵を受けることができる現行のシステムに疑問を呈した。

千田真理子

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