三菱自動車は20日に開幕した東京モーターショー13で、新型スーパーハイトワゴン『eKスペース』の実車を初公開した。日産との共同開発車『eKワゴン』に次ぐ、三菱の新・軽自動車戦略を担うモデルで、2014年初頭の発売に先駆けてのお披露目となる。
eKスペースは、今や軽自動車販売で大きなボリュームを占めるハイトワゴン(背が高く室内が広いワゴン車)市場に真っ向勝負を仕掛ける意欲的なモデル。中でも特に全高が高い「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるカテゴリーに属する。
ライバルはダイハツ『タント』やスズキ『スペーシア』、ホンダ『N BOX』などで、それぞれ月間1万数千台を販売する各社の主力モデルだ。
eKスペースの特徴は、室内空間の広さ。ワンタッチ電動スライドドアを備え、乗降のしやすさも追求した。また、広い室内空間を快適に保つため、空気を循環させる「リヤサーキュレーター」を天井に備え、後部座席でのエアコンの効きづらさを解消している。
eKスペースの詳細なスペックや燃費、価格は発売直前まで非公開だが、東京モーターショーでは内装も含め実車を見ることができる。会場には通常モデルのほか、スポーティな仕様、『eKスペース カスタム』も展示される。