【東京モーターショー13】ダイハツはなぜ液体燃料のFCにこだわるのか

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ダイハツが開発を進める液体燃料FCカー 凸デッキ(東京モーターショー13)
ダイハツが開発を進める液体燃料FCカー 凸デッキ(東京モーターショー13) 全 9 枚 拡大写真

ダイハツが次世代クリーンカーとしてコンセプト展示をしているのは「凸デッキ」というトラックタイプの燃料電池車(FCカー)だ。最大の特徴は多くのFCカーと違い水加ヒドラジンンという液体燃料を使うことだ。

【画像全9枚】

ダイハツはなぜFCカーに液体燃料の研究を続けているのだろうか。ダイハツ 開発部の山口進博士(学術)は、「気体に比べ液体はエネルギー密度が高く燃料電池スタックが小型かできるので小さい軽自動車に向いているからです。また、燃料とする水加ヒドラジンはアンモニアから合成できるので燃料代のコストダウンも可能というメリットもあります。」と説明してくれた。

ヒドラジンはロケット燃料としては毒性もあり扱いも面倒な物質だが、水加ヒドラジンは可燃性、毒性ともにガソリン程度だという。現在燃料として生産されていないため流通がすくなく高価だが、プラントによる化学合成ですぐに量産が可能なので、固形水素や水素タンクのコストより下がれば普及にはずみがつくかもしれない。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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