日本クライメイト・システムズ(JCS、本社・広島)は19日、北部回廊経済地域(NCER)においてマツダ車向けの空調、温調設備を生産するためザダコープと合弁企業に関する契約を締結した。
合弁企業名はJCSマレーシアで、JCSが40%、ザダコープが60%出資する。
工場はケダ州クリムに建設される。来年第1四半期の運転開始が見込まれている。向こう3-5年をかけて5,000万リンギが投じられる。マツダ車向けの部品の製造を行うが、将来的にはその他のメーカーや輸出市場向けの部品の製造も行う計画だ。
契約の締結式に臨席したNCERの推進母体、北部回廊実行庁(NCIA)のレザ・ラフィク最高責任者は、NCERにJCSが参入したことで、日本のベンダーからの投資が舞い込むと見込んでいると明らかにした。NCERを自動車産業のロジスティクス・ハブとする計画があることを明らかにした上で、これまでマツダやナザ、イノコム、プジョー、起亜、BMWなど13の自動車ブランドが拠点を置いていると述べた。