【東京モーターショー13】KEN OKUYAMA DESIGN、Kode9をワールドプレミア…自分の嫌いな奴には売りたくない

自動車 ニューモデル 新型車
KEN OKUYAMA DESIGNプレスカンファレンス(東京モーターショー13)
KEN OKUYAMA DESIGNプレスカンファレンス(東京モーターショー13) 全 19 枚 拡大写真

KEN OKUYAMA DESIGNは、第43回東京モーターショー13において、全く新しい2シータークーペタイプのスポーツカー『kode9(コードナイン)』を発表した。

「自分が乗りたいクルマをデザインした。クルマが本当にわかる大人に、自分で乗って、いじって、サーキットに行くなど楽しんでもらいたい」とは、同社代表取締役社長の奥山清行氏。

「ポイントは、クルマの文化を楽しんでくれる方たちと一緒に乗りたいということなので、自分の嫌いな奴には売りたくない(笑)」と述べる。

デザインは、「キャラクターラインなど、“スタイリング”の要素は全くない」と奥山氏。「スパゲッティポモドーロ。ミニマムだが、美味しくて飽きない。お寿司もそうだ」と例える。

また、「フェンダーがタイヤの上まで被さっており、60年代から70年代のスポーツカーをちょっと思い起こすかもしれない。しかし、ドア周りは、前後タイヤが見えるくらいまで絞り込み、後ろはまた大きく張り出ているので、非常にメリハリがついている」という。

kode9には、リアウインドウが装備されない。奥山氏は、「スポーツカーはリアウインドウをつけると重くなるうえ、ミッドエンジンのクルマではほとんど後方視界がない。そこで、CCDのカメラをつけて、180度のビジョンをちゃんと見てもらうようにした」と話す。

このクルマの生産計画は、年間20台くらいの予定。工場はKEN OKUYAMA DESIGN 山形ファクトリーにて1台ずつ手作りされる。ベース車両の価格は1200万円で、1.6リッター135馬力NAエンジンが搭載される。

モーターショー会場に展示してあるモデルは、日本車の4気筒2000ccスーパーチャージャー、インタークーラーを装着し、370馬力。重さは890kgである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る