【COTY 選考コメント】幸せを考えたクルマづくりと技術者たちの熱意を感じた…藤島知子

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【COTY 選考コメント】幸せを考えたクルマづくりと技術者たちの熱意を感じた…藤島知子
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今回の投票で、私が最高点の10点を投じたのはVW 『ゴルフ』。

「走る」・「曲がる」・「止まる」といった優れた基本性能に加えて、クルマの挙動を手に取るように把握できる走行感覚、クルマをコントロール下に置いているという安心感、その快適性の高さに衝撃を受けたからだ。

第7世代のゴルフには衝突被害を軽減するプリクラッシュブレーキシステムをはじめとした安全装備が249万円のベースグレードから標準化されているが、操舵支援までも行うアダプティブクルーズコントロールなど、これまで高級車の特権とされてきた機能を269万円以上のグレードに惜しげもなく標準装備化した。

これまでのゴルフも走行性能と燃費性能、快適性の両立の面では確かに優れていたが、優等生的なクルマづくりは個人的には人とクルマが関わる上であまり魅力を感じていなかった。今回の選考でゴルフを評価した決定的な理由は、ユーザーにとっての幸せを考えたクルマづくりと技術者たちの熱意を感じたからだ。プレミアム性と安全装備の民主化に力を注いだだけでなく、多くの人にメリットをもたらすコンパクトカーにVWの技術者が持ち合わせた技術力を惜しみなく投じてきた熱意に圧倒されてしまったのだ。

VW 『ゴルフ』: 10点
マツダ『アテンザ』:7点
ボルボ『V40』:6点
ホンダ『フィット』: 1点
三菱『アウトランダーPHEV』: 1点

藤島 知子|モータージャーナリスト
幼い頃からのクルマ好きが高じて、2002年からワンメイクレースに挑戦。市販車からフォーミュラカーに至るまで、ジャンルを問わず、さまざまなレースに参加している。2007年にはマツダロードスターレースで女性初のクラス優勝を獲得した経験をもつ。現在はクルマの楽しさを多くの人に伝えようと、自動車専門誌、一般誌、TV、ウェブ媒体を通じて活動中。走り好きの目線と女性の目線の両方向から、カーライフ全般をサポートしている。

《藤島知子》

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