NASA月探査機LADEEが予定の月周回軌道で観測を開始

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NASA月探査機LADEEが予定の月周回軌道で観測を開始
NASA月探査機LADEEが予定の月周回軌道で観測を開始 全 1 枚 拡大写真

今年9月にNASAが打ち上げた月の大気・塵探査機『LADEE(ラディー)』は、月を周回する予定の軌道に到達し、観測を開始したと発表した。

2013年11月20日、LADEEは月の表面から高度12~60キロメートルを2時間ごとに周回する予定の軌道に投入され、夜明けから日没までの月の大気の状態を研究できるようになった。これにより、月の希薄な大気におきた変化と経緯を調べることが可能になった。今後、約100日で宇宙機は月の大気の構成と構造に関する詳細なデータを集め、月の塵が上空にも到達しているかどうか探査を開始する。月ではこれまでの有人・無人探査で月の高層に届く発光が観測されており、その詳細を解明する。とLADEEのプロジェクトマネージャ、バトラー・ハインは「LADEEが探査を行う高度を維持するため、3~5日ごとに噴射を行う必要があります」としている。

「月の特性を完全に理解すれば、小惑星のような太陽系の他の小天体や系外惑星の衛星への理解も進むでしょう」とLADEEのプログラムサイエンティスト、サラ・ノーブルはコメントしている。

《秋山 文野》

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