三菱電機は、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末に使用される送信電力増幅器の新製品として、マルチバンド送信電力増幅器「BA012M1」を11月30日から発売すると発表した。
製品は、主要なW-CDMA・LTEなどの通信方式に対応しており、1個で日本・アジア・欧州・北米などの主要4周波数帯すべてに対応する。アジア・米国・欧州などで使用されている電力増幅器部分の実装面積を大幅に低減し、携帯端末の小型化に貢献する。
また、高出力と低出力の2種類のパワーモードに対応しており、最大出力で業界最高レベルの電力付加効率46%の高効率を実現、送信部の消費電力を低減する。基準電圧発生器を内蔵しており、外付け部品なしでデジタル信号による増幅器のオン・オフが可能。方向性結合器も内蔵することで、出力電力のモニタリングを容易に実現する。
サンプル価格は税抜き500円。
製品は11月27~29日にパシフィコ横浜で開催される「マイクロウェーブ展2013」に出展する。