エアバス、ブラジル航空市場に必要となる航空機の数が次の20年間で3倍になると予測

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エアバスA380
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エアバスは11月26日、同社の市場予測(GMF)がブラジルの空の旅の市場が、同国の成長しつつある国際及び国内線の需要を受けて、2032年までに1324機の航空機が必要になるという予測を立てた。

869機のシングル・アイル、353機のツイン・アイル、75機の超大型航空機(VLA)がブラジルの海外及び国内航空会社のニーズとして予測されており、運航される旅客機は2032年までに現在の480機から1320機の、およそ3倍になると予想されている。

「この地域の長距離交通のおよそ半数がブラジルを通り過ぎることにより、『A380』は中南米で25パーセントを占めることになるだろう。またA380はこれから同国で行われる、ワールドカップやオリンピックゲームによって予想される巨大なツーリズムの流れをサポートすることだろう」とエアバス顧客部門のCOOであるジョン・リーヒー氏は語った。

国内総生産(GDP)は年間4パーセント成長することが予想され、世界の平均の3.1パーセントを超えている。社会経済的トレンドは次の20年間に、ブラジルの経済が2倍以上になることを暗示している。ブラジルの航空交通も先例に従うことが予想され、2032年までに年間の成長率が6.8パーセントとなり、世界標準の4.7パーセントを遥かに超えることとなる。

また同国の国内線交通は2000年より2.4倍に成長し、ブラジルのポジションが2032年までに中国と米国、そしてインドに続く、世界で4番目に大きな国内線市場になると考えられている。

《河村兵衛》

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