【ユーロNCAP】日産 スカイライン 新型、最高の5つ星と認定

自動車 テクノロジー 安全
ユーロNCAPのインフィニティQ50(新型日産 スカイライン)の衝突テスト
ユーロNCAPのインフィニティQ50(新型日産 スカイライン)の衝突テスト 全 4 枚 拡大写真

日産自動車が、11月13日に発表したばかりの新型『スカイライン』。同車の高い衝突安全性能が、欧州で認められた。

画像:ユーロNCAPのインフィニティQ50(日産 スカイライン)の衝突テスト

これは11月27日、欧州で唯一の公的衝突安全テストを行うユーロNCAPコンソーシアムが明らかにしたもの。インフィニティ『Q50』(日本名:新型日産スカイライン)の衝突安全テストの結果を公表し、最高評価の5つ星と認定している。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テストとして知られる。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の割合に応じて、ポイントが配分されるようになった。最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされる。

新型スカイラインのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は31点。前面衝突では、運転席と助手席ともに、ダミー人形の胸への傷害レベルが、5段階評価で上から2番目の「ADEQUATE」。側面衝突では、ダミー人形の胸と大腿部への傷害レベルがADEQUATE。しかし、その他の部位への傷害レベルは最も低く、追突想定テストも、最高の「GOOD」を得た。

また、子ども乗員保護性能が42点、歩行者保護性能が24点、安全補助装置の有無が7点。合計ポイントは104点となり、総合評価で最高の5つ星に輝いている。

インフィニティヨーロッパのFintan Knight副社長は、「全てのインフィニティ車が、乗員や他車の乗員、歩行者などに対し、あらゆる状況下で最大の安全性を発揮するよう設計されている」と述べた。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 次期『コペン』はFR駆動に、ダイハツ「K-OPEN」初公開…ジャパンモビリティショー2025
  3. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  4. ダイハツ「K-VISION」は次期『タント』? 軽初のストロングハイブリッド搭載に注目…ジャパンモビリティショー2025
  5. ダイハツの次期『コペン』は後輪駆動に!JMSでの発表に、SNSでは「疲れ吹っ飛んだぜ」「可愛らしいのも良い」と絶賛
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る