成田国際空港、訪日イスラム教徒の観光受け入れ体制を整備

航空 企業動向
礼拝室を新設
礼拝室を新設 全 2 枚 拡大写真

成田国際空港は、訪日ムスリム(イスラム教徒)観光客の受入れ環境を整備すると発表した。

成田空港では、拡大が見込まれる、東南アジアからの訪日観光客に対する受入れ体制を強化するため、イスラム教徒に配慮した食事や礼拝スペースの拡充など、受入れ環境の整備やサービスの充実を図る。

現在、同空港には第1、第2旅客ターミナルビルの出国審査前のエリアに、祈り、瞑想などを行うための施設として、「サイレンスルーム」を設置しているが、より分かりやすい「Prayer Room(礼拝室)」に名称を変更する。

また、既存の礼拝室内への身体お清め用水場を2014年1月に整備する。2014年夏までに出国審査後の、第1旅客ターミナル中央ビル2階28番バスゲート付近と、第2旅客ターミナル本館1階70番バスゲート付近エリアにも新たな礼拝室を整備する。

有料待合室を利用者に、国際線機内食向けのイスラム法で合法とされている「ハラール」専用キッチンを備えているコスモ企業、ティエフケーの工場で調製しているハラールミールのケータリングサービスを提供する。

旅客ターミナルビル内に、ハラール専用キッチンで調理される料理を提供する「ハラール認証レストラン」を2014年夏までに導入する。

このほか、空港スタッフに対して、ムスリムに対する知見と理解を深め、きめ細かいサービスを提供するため、ムスリムが重んじている戒律、生活習慣に関する研修を実施する。

《レスポンス編集部》

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