中国の自動車魅力度調査、ランドローバーがブランド別で首位…JDパワー

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ランドローバーの新型レンジローバー
ランドローバーの新型レンジローバー 全 1 枚 拡大写真

米国の民間調査会社のJDパワー&アソシエイツ社は11月29日、「2013年中国自動車魅力度調査」の結果を公表した。ブランド別では、ランドローバーが最も魅力的との結果になった。

調査は今回が11回目。新車を購入してから2‐6か月を経て、外装、内装、シート、走行性能、エンジン、安全性、燃費など、10カテゴリー82項目について、所有者に愛車の魅力度を尋ねている。

調査は2013年4‐8月、中国主要都市において聞き取り方式で実施。中国46都市在住の65ブランド213車種のオーナー、2万0926名から回答を得た。

ブランド別のランキングは、以下の通り(1000点満点でポイントの高い順にランキング)。業界平均値の804点以上のみ。

1:ランドローバー(857点)
2:アウディ/メルセデスベンツ(848点)
3:ボルボ(847点)
4:キャデラック(845点)
5:BMW/レクサス(841点)
6:北京ヒュンダイ(840点)
7:フォルクスワーゲン(839点)
8:東風キア(836点)
9:LUXGEN(835点)
10:スバル(829点)
11:ルノー(827点)
12:広汽トヨタ(822点)
13:一汽フォルクスワーゲン(820点)
14:東風ホンダ(815点)
15:上海フォルクスワーゲン(813点)
16:シュコダ(807点)
17:一汽マツダ/上海GMシボレー(806点)
18:東風プジョー/ Zhonghua(805点)

英国の高級SUVメーカー、ランドローバーが857点で首位。2位のアウディとメルセデスベンツに、9点の差をつけた。中国市場ではSUV、それも高級ブランドの販売が伸びており、SUV専門メーカーのランドローバーに、中国の顧客は強い魅力を感じているのがうかがえる。

日本ブランドでは、5位にレクサス、10位にスバル、12位に広汽トヨタ、14位に東風ホンダ、17位に一汽マツダがランク。

また、国別の平均魅力度ランキングでは、韓国が838点でトップ。以下、欧州が823点、米国が805点、日本が800点で続く。日本ブランドは2012年秋以降、尖閣問題の影響で販売が低迷したが、その影響は魅力度のデータに表れているようだ。

一方、地元の中国独自ブランドの平均点は、772点。海外ブランドの平均の816点との間には44ポイントの開きがあるが、JDパワーは、「前回の調査と比較して、中国ブランドと海外ブランドとの差は、14点縮小した」と説明している。

《森脇稔》

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