ダンロップ エナセーブ EC203 発表…女性を中心に開発、「ワンランク上の品質に」山本営業本部長

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住友ゴム工業は低燃費タイヤの新製品、ダンロップ『エナセーブ EC203』を発表(写真:ダンロップタイヤ営業本部長の山本悟氏)
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2日、住友ゴム工業が発表したダンロップ『エナセーブ EC203』は、女性スタッフが中心となって開発した低燃費タイヤ。スタンダードタイヤとの位置づけのエナセーブ EC203について、ダンロップタイヤ営業本部長の山本悟氏は「全ての面でワンランク上の商品」と自信を示す。

EC203のタイヤ開発において、女性スタッフの意見が多く取り入れられたことに関して、山本氏「細かな性能面のほかにも様々な配慮がされていて、パターンデザインに関しても繊細なデザインに仕上げられていると思います。タイヤの外観を見て頂いても、通常のタイヤではスピュー(製造過程でできるヒゲ)が出ていてそれをカットしているのですが、EC203では始めからスピューが出ないような製造方法を採用して、見た目の品質感を上げています」とタイヤの特徴を示す。

また、「一方で、スタンダード商品ではありますが、燃費性能を上げるためには材料にコストをかけて、転がり抵抗性能は従来の”A”から“AA”にランクアップしていますので、性能、外観、コストパフォーマンス、全ての面でワンランク上の商品に仕上げられていて、そこには女性開発者ならではの視点が生かされていると思います」と話した。

このEC203では、女性ユーザーの多い軽自動車・コンパクトカーに向けては、専用パターンを採用して耐摩耗性能は従来比で17%(スタンダードパターンは9%)までに向上させている。普及価格帯となるスタンダード商品だけに、価格と性能のバランスをシビアにみる女性ならではの視点が生かされているようだ。

軽自動車やコンパクトカーに多い女性ユーザーに向けた訴求活動として、山本氏「女性の方はお財布の管理にシビアな面がありますので、燃費が良くなることとタイヤが長持ちすること、トータルで考えるとお財布に優しい面を訴求しつつ、また、我々の環境に対するの姿勢を女性に人気のある福山雅治さんを通じて発信していきたいと考えています」と明かした。

競争の激しい低燃費タイヤ開発に、“長持ち性能”を持ち込んだことに関して、山本氏「これまでも、いま市場で一番求められている燃費性能に対してラインナップを揃えてきましたたが、低燃費タイヤで“長持ち”というコンセプトを打ち出したのは、我々が最初のメーカーだと思っています。新製品のEC203では、お客様の次の要望としてある“いかに長持ちして低燃費であるか”という部分をきっちりと盛り込んで、さらに実際に乗って頂いて感じてもらえる性能の高さなど、トータルバランスでご評価いただけると思っています」と、新製品に対する自信を示した。

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