年末年始の旅行動向、国内・海外ともに過去最高…JTB

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JTB、年末年始の旅行動向予想を公表
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JTBは、「年末年始(12月23日~1月3日の12日間出発日基準)に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しをまとめた。

調査は、航空会社予約状況、業界動向、JTBグループの販売状況、1200人へのアンケートから推計したもので、1969年に調査を開始して以来、今年で45回目となる。

今年の年末年始の一般的な休みは、12月28日~1月5日の9日間。総旅行人数は比較が可能な1996年以降、最高となる3052万6000人となる見込み。

今年は11年間ぶりの9連休という、最も良い日並びということもあり、年末早めに出て年内に帰る、または元旦を過ぎてから出発するといった日程が組みやすく、旅行者数を押し上げる要因になっているとしている。

また、JTBのアンケート結果から、年代別に年末年始の旅行の出発予定日を見ると、若い世代は早め、熟年世代は年明けに出発する傾向が見られる。今年は12月20日が終業式である学校も多いことから、価格の安い早めの時期に子供連れで出発する動きもある。

今年冬のボーナスの見通しは、ほぼ前年よりは増加傾向にある。こうした景気の回復傾向は、今年の年末年始の旅行を増加させる主な要因になっている。アンケートでは「収入増で今年は旅行に行く」という回答が29歳以下で高い傾向が見られた。

国内旅行人数は同2.0%増の2983万1000人、海外旅行人数が同2.1%増の69万5000人と、国内・海外ともに過去最高となる見通し。

総旅行消費額は、前年比6.1%増の1兆1055億円となり、5年ぶりに1兆1000億円を超えた。2008年のリーマンショック以前の水準に戻っていないものの、回復傾向にある。

昨年以降の円安傾向や物価の上昇が旅行意欲を減退させる動きには、年末年始に関しては直接繋がっていない模様。

海外旅行では、欧州、アメリカ、ハワイが好調で、アジアはスリランカ、ネパールなど旅行先にも広がりが見られる。出発のピークは12月28日だが、12月25日以前に出発の動きも見られる。

国内旅行は、旅行日数が1泊2日と3泊以上が増加した。出発日のピークは12月31日、次いで28日、30日、1月2日の順。旅行先では、世界遺産に登録された富士山の周辺や、観光列車「ななつ星」などが脚光を浴びる九州などが人気となっている。

《レスポンス編集部》

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