国立天文台 すばる望遠鏡の主焦点カメラ でラブジョイ彗星の尾を鮮明に撮影

宇宙 科学
すばる望遠鏡に搭載された Suprime-Cam が撮影したラブジョイ彗星 (C/2013 R1)。ハワイ時間2013年12月3日撮影。波長 450 ナノメートル (Bバンド)、180 秒露出。
すばる望遠鏡に搭載された Suprime-Cam が撮影したラブジョイ彗星 (C/2013 R1)。ハワイ時間2013年12月3日撮影。波長 450 ナノメートル (Bバンド)、180 秒露出。 全 2 枚 拡大写真

自然科学研究機構 国立天文台は、すばる望遠鏡に搭載された主焦点カメラ『Suprime-Cam (シュプリーム・カム)』で明るさを増すラブジョイ彗星 (C/2013 R1)を撮影、彗星の尾が延びている様子を捉えたと発表した。

【画像全2枚】

ラブジョイ彗星 (C/2013 R1)は、今年9月に発見されたばかりの彗星。2011年に国際宇宙ステーションから撮影されて話題になったラブジョイ彗星(C/2011 W3)と同じ、オーストラリアの天文家テリー・ラブジョイさんが発見した。今年11月に太陽に最接近したアイソン彗星 (C/2012 S1) は崩壊して肉眼での観測は困難となったが、ラブジョイ彗星 (C/2013 R1)は4等程度まで明るさを増し、明け方の東の空で双眼鏡を使えば観察することができる。

すばる望遠鏡での撮影は、ハワイ時間2013年12月3日午前5時半頃 (日本時間12月4日午前0時半頃) に、ニューヨーク州立大学や国立天文台などのチームによって行われた。画像ではイオンの尾がうねりながらのびる微細な構造を鮮明に写し出している。観測当時、ラブジョイ彗星は地球から約 0.8 億キロメートル、太陽から 1.3 億キロメートルの距離にいた。すばる望遠鏡はハワイ時間2013年10月31日未明にもラブジョイ彗星の拡大撮影に成功しており、このときには核から吹き出すダストのジェットの様子を捉えた。

観測チームは「すばる望遠鏡は大口径で広視野という素晴らしい特長があります。このおかげでラブジョイ彗星の核付近を詳細に観測すると同時に、綺麗な尾の内部も撮影することができました」とコメントしている。

《秋山 文野》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
  2. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
  3. 【フェラーリ アマルフィ 新型試乗】瓜のつるに茄子はならぬ…優雅さと獰猛さを併せ持つ走りに触れた
  4. ベントレーのSUV『ベンテイガ』、日本13台限定「オルガン ストップ」発売…18Kゴールドプレーテッド装備
  5. ボルボ『XC40』が表情一新、AIアシスタント「Gemini」搭載と安全技術を強化…欧州発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. ボッシュ、大型商用車事業の売上倍増へ…IAA TRANSPORTATION 2026
  4. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  5. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
ランキングをもっと見る