2014年、マン島TTレースに連続参戦へ...チーム無限「神電」

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TTレース参戦後、初めて公開されたチーム無限「神電 弐」。 開発ライダーの宮城光氏が乗る。
TTレース参戦後、初めて公開されたチーム無限「神電 弐」。 開発ライダーの宮城光氏が乗る。 全 3 枚 拡大写真

チーム無限が3年連続でマン島TTレースTT-Zeroクラスに参戦することが濃厚になった。同クラスはTTレース唯一のEV部門で、1周60.7キロをどれだけ速く走ることができるかを競う。

エントラント代表の勝間田聡氏は「まだ正式決定しているものではないが」と前置きしつつも、その意気込みをこう語った。

「このプロジェクトはもともと3年計画で考えていて、1年目に完走、2年目に表彰台、3年目に優勝ということで最初からスタートしている」

無限は昨年、オリジナルEVレーサー「神電」(Shinden)で初参戦。初出場で2位という快挙を成し遂げた。今年は「神電 弐」(Shinden
Ni)を投入し、昨年と同じライダーのジョン・マクギネス(J.McGuinness)でチャンピオンを狙ったが、首位と1.6秒の僅差で、2年連続の2位に甘んじた。

12年の参戦初年でTTレースにおけるEVレーサーの壁といわれる平均時速100マイル(約160Km/h)を超えたが、同時に常勝チームのチームセグウェイ(Team
Segway)も、それを達成している。その壁は厚く、マイケル・ラター(M.Rutter)の乗るモトシズ(MotoCzysz)の記録に追いつくことができなかった。

その無念を背負い、チーム無限は3年目となる2014年にどう挑むのか。勝間田氏に新しいマシン「神電 参」(仮)の投入となるのかを含めて、たずねてみた。

「更なる性能向上を目指してゼロから作りますよ。(TT-Zeroクラスは)たった1ラップのためにね。バカげていると言われますけど、それが無限らしさ。何事にも全力で挑みます」

マン島TTレースTT-Zeroクラスは、ライダーにとってもマシンにとっても、世界で最も過酷なEVバイクレースだ。そこに金字塔を打ち建てるべく無限は動いている。

《中島みなみ》

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