ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは12月6日、11月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万4150台。前年同月比は9.5%増と、引き続きプラスを保った。
市場別実績は、信用不安の欧州が回復傾向。欧州では11月、3900台を販売。前年同月比は7.1%増と、3か月連続で前年実績を上回った。地元ドイツも1465台を販売し、前年同月比は22.4%の大幅増。3か月連続で前年実績を超えている。
また、米国は前年同月比2.6%増の3966台と、引き続き好調。単一国としては、14か月連続で中国を上回り、ポルシェの最量販市場に君臨した。中国の11月実績は、3707台。前年同月比は27%増と、2か月連続の2桁増。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、18.1%増の5718台を売り上げた。
11月実績を車種別で見ると、『911』シリーズが、ほぼ3000台を販売。前年同月比は47.6%増と大きく伸びた。『ボクスター』と『ケイマン』も、合計で1933台を販売し、前年同月比は55%の大幅増。
ポルシェの2013年1‐11月世界新車販売は、前年同期比14.2%増の14万7290台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「この数か月、魅力的なモデルレンジが世界の全地域に成長をもたらした。現在、『マカン』の発売に向けた準備を進めており、エキサイティングな2014年が楽しみ」と述べている。