ネットラジオTuneIn、シボレーソニックと融合で若い世代のリスナー増加目指す

自動車 ニューモデル 新型車
シボレー・ソニック
シボレー・ソニック 全 8 枚 拡大写真

ゼネラルモーターズ・ジャパンは、TuneInのインターネットラジオアプリケーションのコントロール機能を標準装備した、シボレー『ソニック』の改良モデルを発売した。

TuneInは、リスナーに世界のラジオ局のディレクトリーサービスとネットラジオアプリケーションを提供する会社だ。リスナーの数を増やすために、スマートフォンなどで作動するアプリケーションを開発しており、全世界で約10万のラジオステーションをカバーしている。

ソニックは、アンドロイドとアイフォーンへ無料でダウンロードできるアプリケーションにより、GMで開発しているインターフェイス、マイリンクを通してコントロールできるようになっている。

「(シボレーのブランドコンセプト)クール、ファン、フリーダムは我々が考えているコンセプトと合致しており、世界中のラジオ、特に音楽系をTuneIn経由でソニックに提供する。大手自動車メーカーとしては初めて標準装備されたのがソニックだ」とはTuneInの信川訓卓さんの弁。

自動車業界への参入に関して信川さんは、「アメリカでは、必ずクルマに乗るとラジオを聴く。そして、(アメリカの世間一般として)インターネットラジオが徐々に主流になりつつあること。また、ローカルなラジオステーションだけ聴くのはつまらないという若い世代の需要もあることから、我々の技術を自動車と融合させることになった」と話す。

日本市場については、アメリカと比較し、ラジオステーション自体が少ないことを挙げ、「アメリカでは大小合わせて1万5000ステーションほどあり、日本のラジオステーションほどの規模でも2000ステーションくらい。対して日本では民放連加入で100ほどだ」といい、ラジオステーションごとの特徴も、日本は数が少ないことから、全てのリスナーに対応するため、似通ったものになっているという。

そこで、「若い世代のラジオ離れが明白な、日本のラジオ業界を盛り上げるためにも、TuneInアプリケーション経由で、ソニックのクール、ファン、フリーダムというコンセプトに合致するサービスを提供することで、ラジオリスナーの数を増やすことが出来ればと思っている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る