スズキのフランス子会社スズキフランスは、12月6日からフランス・パリで開催されているパリボートショーで、新型船外機「DF25A/DF30A」を発表した。
今回発表した「DF25A/DF30A」は総排気量490ccのクラス最軽量・低燃費な4ストローク船外機。最高出力25PSの「DF25A」は、現行モデル「DF25」の後継で、V型2気筒エンジンから直列3気筒エンジンへ変更した。バッテリーレスフューエルインジェクション(燃料噴射)システムとリーンバーン(希薄燃焼)システムを採用するとともに、各部品を徹底的に見直したことで、クラス最軽量の62kgを実現、現行モデルと比べて燃費が最大で15%向上した。
また、30PSの「DF30A」を、新しいラインアップを追加、30馬力を使用しているボートユーザーのニーズに幅広く対応して拡販を図る。
スズキは、「DF25A/DF30A」をタイ子会社タイスズキモーターで生産し、2014年夏から全世界で順次販売する。
スズキはこれまで、タイの生産拠点で20馬力までの船外機を生産していたが、今後は「DF25A/DF30A」を投入することにより、30馬力までの船外機をタイで生産する。