トヨタ自動車の米国生産子会社、TMMI(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ)は12月5日、米国インディアナ州のプリンストン工場において、新型『ハイランダー』の生産を開始した。
新型ハイランダーは3代目で、2013年4月、ニューヨークモーターショー13で発表。初代、2代目と同じく、『カムリ』のプラットホームをベースにした中型SUVだ。
外観のデザインテーマは、「洗練とダイナミック」。大型のフロントグリルと滑らかなボディラインが特徴。ボディサイズは全長4855×全幅1850×全高1730mm、ホイールベース2790mm。インテリアは、プレミアム感と機能性を重視した設計。3列シートの室内は、先代よりもスペースが拡大しており、最大で8名乗車を可能にする。
パワートレインは3種類。2.7リットル直列4気筒ガソリンは、駆動方式はFFのみ。3.5リットルV型6気筒ガソリンは、FFと4WDが選べる。トランスミッションは、どちらも新開発の6速ATだ。従来モデル同様、ハイブリッドも設定。3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンに、モーターを組み合わせたシステムとなる。トランスミッションはCVT、駆動方式は4WD。これはレクサス『RX』のハイブリッド、「RX450h」と基本的に同じシステムとなる。
すでにトヨタは、TMMIの プリンストン工場に、総額4億3000万ドル(約430億円)を投資。新型の生産準備を進めてきた。また、この投資により、2014年までに600名以上の雇用が創出される見込み。
新型ハイランダーは2014年初頭、米国市場に投入される予定。TMMIのプリンストン工場で組み立てられた新型は、ロシアやオーストラリアにも輸出される。