JR東日本、上野~東京間直通ルートの愛称「上野東京ライン」に…2014年度末開業

鉄道 企業動向
秋葉原駅のホームから東京駅方面に伸びる東北縦貫線の高架橋。この先で東北新幹線の高架上に進入し、神田駅付近は新幹線と縦貫線の二重高架となる。
秋葉原駅のホームから東京駅方面に伸びる東北縦貫線の高架橋。この先で東北新幹線の高架上に進入し、神田駅付近は新幹線と縦貫線の二重高架となる。 全 3 枚 拡大写真

JR東日本は12月9日、上野~東京間で工事中の東北縦貫線について、同線の線路を使用する運行ルートの愛称を「上野東京ライン(うえのとうきょうらいん)」に決めたと発表した。2014年度末の開業を目指す。

東北縦貫線は、上野駅(東京都台東区)をターミナルとしている宇都宮・高崎・常磐線と、東京駅(千代田区)をターミナルとしている東海道線の線路を接続する線路。上野駅から秋葉原駅付近までは宇都宮・高崎・常磐線の引上線をほぼそのまま転用し、その先は東北新幹線の直上に高架橋を建設。神田駅を過ぎたところで東海道線の引上線に入り東京駅に至る。同線の整備により宇都宮・高崎・常磐線を東京駅に乗り入れさせるとともに、東海道線との直通運転を行う。

東京~上野間のJR在来線は法手続上、東北本線の一部だが、実際に運行されているのは山手線と京浜東北線で、それぞれ専用の線路が敷かれている。かつては回送用の線路も存在したが、後に回送線の敷地を東北新幹線に転用することになったため、1983年までに回送線の使用を中止。その後、山手・京浜東北線の混雑緩和などを目的に東北縦貫線の構想が浮上し、2008年から工事に着手した。

JR東日本によると、「上野東京ライン」は宇都宮・高崎・常磐線と東海道線を直通運転する列車の案内などで使用される。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  2. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る