GMのダン・アカーソン会長兼CEO、勇退へ…経営再建にひと区切り

自動車 ビジネス 企業動向
GMのダン・アカーソン会長兼CEO
GMのダン・アカーソン会長兼CEO 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは12月10日、ダン・アカーソン会長兼CEOが2014年1月をもって、会長兼CEO職を勇退すると発表した。

GMは2009年6月、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請し、経営破綻。その2009年に、ダン・アカーソン氏は、GMの取締役として迎え入れられた。

その後、同氏は2010年9月、会長兼CEOに就任。GMの経営再建に向けて、強いリーダーシップを発揮し、GMの再生を成し遂げている。

ダン・アカーソン氏は2014年1月15日、GMの会長兼CEO職を勇退する予定。同氏はこの数か月、妻に癌が発見されたことを受けて、自身の後継者人事を進めてきた。そして米国政府は12月9日、保有するGMの全株式の売却が完了したと発表。GMの経営再建にひとつの区切りをつけたタイミングで、ダン・アカーソン氏の勇退が告げられた。

ダン・アカーソン氏は、「我々が成し遂げたことに、大きな満足感を持ってGMを去る。GMが世界の自動車産業において、米国の旗手として再生を果たしたことは大きな誇り」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る