【日産 エクストレイル 新型発表】“継承と進化”を仕向地ごとにあてはめて

自動車 ニューモデル 新型車
日産・エクストレイル
日産・エクストレイル 全 8 枚 拡大写真

日産から発表された新型『エクストレイル』は、デザインをほとんど変更せずにグローバルで販売されるクルマである。

同社グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部デザイン・ダイレクターの秋山芳久さんは、「アメリカでは『ローグ』の名で2万ドルを切る価格で販売される、女性がカジュアルに使うようなクルマだ。ヨーロッパ向けには少々値段が張ることから、カチッとした仕立て。中国はベージュの内装で木目のフィニッシャーにメッキモールが入っている」と仕向地での仕様変更を述べる。

日本は、「雪の中を走るようなタフ・ギアのイメージで、日本のみウォータープルーフ仕様となっている」といい、「日本でのエクストレイルが持っているイメージと、それ以外とでは全く違う。そのくらい日本は特別な市場だ」と話す。

そこで、新型を開発する際は、グローバルとしてモデルを仕上げたのちに、リージョン(各地域)の意見を聞いた。「それぞれのマーケットの期待に応えているかを問いながら仕上げていった。つまり各マーケットにおいても、デザインコンセプトである継承と進化だった。そして、その内容は各マーケットによって違っているのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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