JR九州、485系「つばめ」「はと」ツアーを企画…2014年2月

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2月に実施される『つばめ』『はと』の復活ツアーでは九州に残る国鉄色の485系を使用する。
2月に実施される『つばめ』『はと』の復活ツアーでは九州に残る国鉄色の485系を使用する。 全 1 枚 拡大写真

JR九州の門司港駅(北九州市門司区)は、門司港駅舎の100周年(2014年2月1日)と九州鉄道記念館開業10周年(8月9日)の記念ツアー「特急485系で行く復活『はと』『つばめ』鹿児島本線の旅」を企画した。2014年2月1~2日に実施する。

列車愛称としての『つばめ』は戦前の1930年、東京~神戸間を結ぶ超特急(当時は漢字の『燕』)として登場。これに対して『はと』は1932年、大連~長春間を結ぶ南満州鉄道の急行列車として運転を開始した。戦後は1950年から東京~大阪間を結ぶ『つばめ』『はと』が運転を開始している。

1964年の東海道新幹線開業や1972年の山陽新幹線新大阪~岡山間開業により運転区間を山陽本線や鹿児島本線に移していったが、1975年の山陽新幹線全通に伴い廃止された。その後、『つばめ』は1992年から鹿児島本線の特急として復活。2004年には九州新幹線の開業に伴い同新幹線の列車となった。『はと』は現在に至るまで復活していない。

今回の記念ツアーでは「東海道本線および山陽本線の特急列車として新幹線の伸展とともに運転区間を西へ移動させつつ運行」していた頃の『つばめ』『はと』を再現。国鉄色の485系5両編成を使用して鹿児島本線を走る。

ツアーを実施する区間は門司港~八代間で、2月1日門司港発(日帰り)のAコースと2月2日八代発(日帰り)のBコース、2月1日門司港発(1泊2日)のCコースを用意。旅行代金(大人)はA・Bコースが8000円、Cコースが1万4000円になる。運行時刻は2月1日が門司港9時2分頃初~八代14時48分着、2月2日が八代10時50分頃発~門司港16時12分頃着。門司港発が『はと』、八代発が『つばめ』として運転される。

いずれのコースも駅弁が付く。また、記念乗車証の配布や九州鉄道記念館の入場引換券のプレゼント、鉄道部品の車内販売なども行う。申込み先はJR九州旅行の北九州団体旅行支店で、往復はがきで受け付ける。締切は2014年1月6日(必着)。

門司港駅舎は保存修理のため現在工事中だが、駅舎の100周年式典やイベントが計画されている。門司港駅は「詳細が決まり次第、お知らせいたします」としている。

《草町義和》

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