マレーシアの不正な資金流出、2011年は542億ドル

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
マレーシア クアラルンプール 全 1 枚 拡大写真

途上国からの不正な資金流出を調べている米民間研究機関グローバル・フィナンシャル・インテグリティー(GFI、本部・ワシントン)は最新の年次報告を公表した。マレーシア・クロニクルが報じている。

マレーシアからの2011年の流出は541.8億米ドルだという。脱税、犯罪、汚職が不正な資金流出を構成している。マレーシア政府はGFI発表には動機があるとして数字を無視しているが、バトゥ・ティアン選挙区選出のチュア議員は「隠ぺいと変わらない」と批判した。

2011年の流出額は、ロシアが1,911.4億米ドル、中国が1,513.5億米ドル、インドが849.3億米ドルでマレーシアが4位。2002年から11年の合計では中国からの流出が最大。

GFIの発表について、ケダ州首相のムクリズ・マハティール氏は副通産相時代「GFIの数字に踊らされる必要はない」と一蹴している。GFIはフォード財団などから資金提供を受けている。

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
  5. アウディが新型コンパクトカーを開発中!? エントリーレベルの『A1』と『Q2』後継モデルはBEVに
  6. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  7. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  8. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
  9. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  10. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る