車両通行禁止となっている踏切での衝突事故、運転者を書類送検

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今年4月、神奈川県茅ケ崎市内にあるJR東海道本線の車両通行禁止となっている踏切へ軽乗用車を誤って進入させ、列車との衝突事故を起こしたとして、神奈川県警は12日、運転していた19歳の少年を過失往来危険容疑で書類送検した。

神奈川県警・茅ケ崎署によると、問題の事故は2013年4月7日の午後8時35分ごろ発生している。茅ケ崎市十間坂付近にある車両通行禁止となっている踏切(警報機と遮断機あり)に、18歳(当時)の少年が運転する軽乗用車が誤って進入。通行人に車両通行禁止を指摘され、バックで退出しようとした際に脱輪して立ち往生。直後に通過した上り普通列車(伊東発/東京行き、10両編成)が衝突した。

クルマは約270mに渡って押し出されて大破したが、運転していた少年を含めた3人は衝突前に車外へ脱出していたためにケガはなかった。列車の乗客乗員約300人のうち、客1人が頚部打撲の軽傷を負っている。

踏切手前には車両通行禁止を示す金属製のポールが設置されているが、クルマが進入した側はポールの左側部分に約2.2mの幅があり、クルマの進入自体は可能となっていた。また、踏切に至る市道には踏切の車両通行禁止を告知する表示は無かったことから、少年は「ポールは道の左右を示すもので、通行が禁止されているという認識はなかった」などと供述していた。

また、少年は「道に迷っていた」などとも供述しており、警察では過失による事故と判断。少年を過失往来危険容疑で書類送検した。

《石田真一》

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