東洋ゴム工業はトランパスシリーズの新商品「mpZ」、「LuII」、「LuK」を発表。ブランドが目指すタイヤの方向性について、開発を担当した東洋ゴム工業の吉川誠氏は「重量のある車両をしっかりと支える、トランパス=“しっかり感”というのを目指しています」と話す。
3つの新商品のうち、軽自動車用として専用開発した「トランパス LuK」は、軽自動車用タイヤの中でプレミアム商品との位置づけ。
「これまで軽自動車のユーザーは、タイヤ選びにも値段を重視されている方が多く、市場にも価格を重視したタイヤしかなかったと思います。昨今、軽自動車の使い方も変わってきていますので、ちょっとリッチでプレミアムな乗り心地を軽自動車でも味わって頂きたいというのが、このタイヤのコンセプトになります」(吉川氏)と、開発の狙いを話した。
価格重視のセグメントにプレミアム商品の投入となるが、「実際にどこまで軽自動車のユーザーに受入れられるのかは手探りの状態ですが、店頭などでの調査ではリッチでプレミアムな乗り心地を求めるユーザーはいると感じています」(吉川氏)という。
一般のユーザーが感じられるタイヤの性能については、「店頭でタイヤを触ってもらってもタイヤの剛性が違うと感じて頂けますし、実際に乗って頂いたら乗り心地の“しっかり感”を感じて頂けるとおもいます。また、長く乗って頂いたときの摩耗性能も向上しているので、そこの部分はアピールしていきたいポイントです」(吉川氏)と語った。