【トヨタ ハリアー ハイブリッド 試乗】クールな佇まいに見合う洗練された走り…島崎七生人

試乗記 国産車
トヨタハリアーハイブリッドPREMIUM Advanced Package
トヨタハリアーハイブリッドPREMIUM Advanced Package 全 7 枚 拡大写真

ここ最近のトヨタ車中、傑出した外形&内装デザイン、と断言したい。実車のミステリアスな佇まいは実にクールで、人の気持ちを引き込むチカラがある。

外形ではシャープなデザインのフロントまわりとリヤのショートオーバーハングが、小気味よい動的バランスを作り出す。濃色のボディカラーなら、精悍な雰囲気もある。

内装はセンスがいい上、質感表現もかなりのもの。とくにインパネ部を始めとしたソフトパッド部は、風合い、ステッチ(本物)ともに見た目も触感も上出来。クローム部品の抑えの効いた使い方など、趣味のいい落ち着いた仕上がりになっている。

ハイブリッドの走りも洗練されている。2.5リットルガソリンエンジン+2モーター(システムパワー197ps)に電気式4WDを組み合わせたパワートレーンは、想像以上に洗練されたマナーをもつ。とくにEV走行からエンジンがいつ“入ったか”がわからないほどの制御の上手さは、このクルマの上質な走りを象徴するものだ。乗り味はしっとりとしており、それがゆったり走らせてもペースを上げても変わらないものいい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  5. マツダ『CX-5』新型、欧州からデビュー…ラインナップ最量販のクロスオーバーSUV[詳細画像]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る