事故現場で車線規制準備中の警官がはねられて重傷

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21日午後5時ごろ、山口県美祢市内の中国自動車道下り線で、事故現場の車線規制準備を進めていた警官に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。この事故で警官が骨折などの重傷。乗用車の運転者も軽傷を負っている。

山口県警・高速隊によると、現場は美祢市伊佐町堀越付近で片側2車線のカーブが連続する区間。午後4時50分ごろ、右カーブを曲がりきれなかったトラックが横転する単独事故が発生した。周辺に積荷が散乱しているのをパトロール中の同隊員が発見。51歳の男性巡査部長が車外に出て、車線規制の準備を進めていたところ、後ろから進行してきた乗用車が衝突した。

この事故で巡査部長が足を骨折するなどの重傷。乗用車も小破し、運転していた島根県出雲市内に在住する60歳の男性が頭部打撲などの軽傷。トラックの運転者も軽傷を負っていた。

現場は事故多発地帯として知られており、今秋に道路管理者であるNEXCO西日本が道路に赤茶色のマーキングを行い、運転者への注意喚起を実施している区間だった。事故当時は弱い雨が降っていて、路面が滑りやすい状況にあった。

トラックは第2車線を塞ぐように横転していたため、負傷した巡査部長は発煙筒を路上に置いて車線変更を促す準備を進めていたという。警察は双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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