ドイツの新型ICE、営業運転認可…2011年運行開始予定が大幅遅れ

鉄道 企業動向
シーメンスが製造した新型ICE407形。当初は2011年デビューの予定だった。
シーメンスが製造した新型ICE407形。当初は2011年デビューの予定だった。 全 2 枚 拡大写真

ドイツ・シーメンスは12月23日、同社が製造したドイツ鉄道(DB)の高速列車「ICE」の新型車両「Velaro(ヴェラロ)D」が、同国鉄道当局の営業運行認可を受けたと発表した。同車両は当初、2011年に運行を開始する予定だったが、製造や認可が遅れていた。

「ヴェラロ」はシーメンスが製造する高速列車の名称で、今回運行認可を受けた新型車両「ヴェラロD」はドイツ鉄道では「407形」と呼ばれる。最高速度は320km/h、編成は8両で、2編成を併結しての運転も可能。2008年以降16編成が発注され、フランスやベルギーなど周辺国への乗り入れや、英仏海峡トンネル経由でイギリス・ロンドンまでの運行も計画されている。

ドイツ鉄道には4編成が引き渡されており、続く4編成は2014年春にも納入される。残る8編成はベルギーとフランスでの運行承認を得るため、両国で試験を行う予定という。発表では、営業運転がいつ開始されるかは明らかになっていない。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る