トヨタ『ランドクルーザー300』、初のハイブリッド欧州発表…3.5リットルV6ツインターボとモーターで457馬力

トヨタ・ランドクルーザー300 ハイブリッド(欧州仕様)
トヨタ・ランドクルーザー300 ハイブリッド(欧州仕様)全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は、SUV『ランドクルーザー300』に初めてハイブリッドパワートレインを搭載すると発表した。カーボンニュートラルに向けた取り組みの一環として、顧客のニーズや地域の条件に応じたパワートレインの選択肢を用意する。

【画像】トヨタ・ランドクルーザー300 ハイブリッド(欧州仕様)

新しいパフォーマンスハイブリッドシステムは、3.5リットルV6ツインターボエンジンとモータージェネレーターを組み合わせたパラレルハイブリッド方式を採用。最高出力は457hp(227kW)で、ランドクルーザー史上最もパワフルなモデルとなった。最大トルクは従来比20%増の790Nmに向上している。

エンジンとモーターの組み合わせにより、力強く滑らかな加速を実現。スロットルレスポンスは3.3リットルツインターボディーゼルエンジン搭載モデルと比較して40%向上した。時速30km以下ではモーターのみでの走行も可能で、自動的にEV走行へシームレスに切り替わる。

システムは、エンジンと10速オートマチックトランスミッションの間にクラッチ付きモータージェネレーターを配置した新構造を採用。ニッケル水素バッテリーを搭載し、エンジン始動、EV走行、電動アシスト、エネルギー回生をすべてハイブリッドシステムで処理する。新たに電動パワーステアリングも導入され、あらゆる路面でより高い精度と車両制御を追求する。

世界中の過酷な環境下で極限テストを実施し、オフロード性能を確認済み。バッテリーハウジングの防水処理により、700mmの渡河能力を維持している。

ランドクルーザー300ハイブリッドは、VX、ZX、GRスポーツの3グレードで展開され、すべて5人乗り仕様となる。

VXモデルには18インチ高光沢アルミホイール、パワーバックドア、1500W ACアウトレット、フルLEDシーケンシャルヘッドライト、LEDフロントフォグライトを装備。車内には12.3インチのデジタルドライバーズコンビメーターとマルチメディアタッチスクリーンを搭載し、14スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステムを採用する。4ゾーンエアコンシステム、ヒーター付きステアリングホイール、パワー調整式フロントシートも標準装備だ。

運転支援システムも充実しており、マルチテレインセレクトは路面状況に応じてブレーキと駆動力を自動調整。クロールコントロール、マルチテレインモニター、ダウンヒルアシストコントロール、ブラインドスポットモニター、パーキングセンサー、パノラミックビューモニターを装備する。

ZXバージョンはエアロボディキットを採用し、力強い外観をさらに強調。アダプティブバリアブルサスペンション、5モードドライブセレクター、ヘッドアップディスプレイ、パワーバックドア用ハンズフリーキックセンサー、リア限定スリップデフを装備する。

GRスポーツは、トヨタガズーレーシングチームからインスピレーションを得たデザインを採用。専用フロント・リアバンパーとホイールアーチを装備し、フロントグリルには伝統的なTOYOTAネームバッジを配置。18インチホイールは専用オフロードデザインで、車体と室内にGRロゴバッジを配している。オフロード性能を高めるe-KDSS(電子制御キネティックダイナミックサスペンションシステム)を追加し、不整地でもタイヤの接地性を維持する。

なお、ランドクルーザー300ハイブリッドは、東欧の一部市場で発売される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 27年ぶり復活、トヨタ『スターレット』! ヤリスより小型で130万円から…デザインを大予想
  2. ホンダ純正ナビ「ギャザズ」、9インチ2タイプを3月6日発売…リアモニター接続も可能に
  3. トヨタ『スープラ』でリコール…エンジン始動不能、火災が発生
  4. 【スズキ アルト 改良新型】なぜ「Sマーク」の位置が変わった? コストと空力、「親しみやすさ」へのデザインの最適解とは
  5. ホンダ、米国生産のアキュラ インテグラとパスポートを日本導入…2026年後半から順次発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る