中国上海に本拠を置く新興自動車メーカー、QOROS(クオロス)オートモーティブ社は1月2日、量産第一号車を顧客に引き渡したと発表した。
この量産第一号車は2013年3月、ジュネーブモーターショー13でワールドプレミアされた『クオロス3』。クオロス3は、欧州で主力のCセグメントサイズの4ドアセダン。ボディサイズは全長4615mm、全幅1839mm、ホイールベース2690mm。
搭載エンジンは、ガソリン2種類。1.6リットル直列4気筒の自然吸気版は、最大出力126ps、最大トルク15.8kgmを発生。そのターボ版は、最大出力156ps、最大トルク21.4kgmを引き出す。トランスミッションは6速MTが基本で、6速デュアルクラッチはオプション。アイドリングストップが標準装備される。
なお、QOROSオートモーティブ社は2013年11月、広州モーターショー13において、クオロス3の中国発売を宣言。現地ベース価格は11万9900元(約200万円)で、今回、その量産第一号車が顧客に引き渡された。
記念すべき第一号車のオーナーとなったのは、上海市在住のインテリアデザイナー、Yu Min氏(28歳)。上海のディーラーで行われた納車記念式典では、マカデミアブラウンのボディカラーのクオロス3の前で、QOROSオートモーティブ社のVolker Steinwascher副会長から、同氏に車両のキーが手渡されている。
Yu Min氏は、「クオロス3の最初のオーナーになったことに興奮している。デザイナーとして、上品なスタイリング、広くて洗練されたインテリア、最新のコネクテッドサービスなどが気に入った」とコメントしている。