日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは1月2日、『Q50 Eau Rouge』の概要を明らかにした。実車は1月13日、米国で開幕するデトロイトモーターショー14で初公開される。
同車は、インフィニティ『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)をベースにした高性能コンセプトカー。インフィニティと技術提携を結んでいるF1のレッドブルレーシングと協力し、さらなるエアロダイナミクス性能が追求された。
車名の「Eau Rouge」とは、F1が開催されるベルギーのサーキット、「スパ・フランコルシャン」の有名なコーナーの名前に由来。
Q50 Eau Rougeでは、ベース車両のQ50に対して、ルーフとドア以外のデザインを一新。カーボンファイバー製のエアロパーツなどが装備され、ロー&ワイドに変身した。
カーボン製エアロパーツは、フロントのリップスポイラー、リアのディフューザー、サイドのシルスカートなどで構成。ルーフの形状は市販車と同じながら、カーボン素材に変更された。ドアミラーカバーもカーボン製。足元は21インチのアルミホイールで引き締められ、リアの大型バンパースポイラーには、デュアルエグゾーストが組み込まれる。
インフィニティのエグゼクティブ・デザイン・ディレクター、アルフォンソ・アルバイサ氏は、「Q50 Eau RougeはF1マシンがモチーフ。とくに、フロントフェンダーの造形やリアのエアロダイナミクスパッケージには、レッドブルレーシング『RB9』の特徴を反映させた」と説明している。