イプシロンロケット 2013年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞を受賞

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イプシロンロケット 2013年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞を受賞
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2014年1月6日、JAXA 宇宙航空研究開発機構は、2013年9月に試験機の打ち上げが行われた新型固体燃料ロケット『イプシロン』が2013年日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞、日本経済新聞賞を受賞したと発表した。

2013年9月に試験機を打ち上げ、惑星分光観測衛星「ひさき」の軌道投入に成功した新型固体燃料ロケット「イプシロン」は、2006年に運用終了した「M-V」ロケットの後継となる小型固体燃料ロケット。IHIエアロスペースがシステム全体の開発、機体製造と第1段、第2段、第3段の固体モータを始め姿勢制御用の固体モータサイドジェット、衛星の軌道投入精度を向上させる小型液体推進系の開発を担っている。そのほか、NECが通信機器や誘導制御計算機、川崎重工が先端部のフェアリング、日本航空電子工業が慣性センサユニットや横加速度計測装置、三菱重工が第2段ガスジェット装置、三菱プレシジョンがレートジャイロパッケージ、日本飛行機が伸展ノズル用スプリング、明星電気がロケット搭載カメラを担当している。

日経優秀製品・サービス賞とは、毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを日本経済新聞社が独自に選定し表彰する賞。年末の審査委員会で40点前後の受賞製品・サービスを決定する。32回目を迎えた2013年賞では、イプシロンロケットのほか、最優秀賞17点を選出した。日本経済新聞賞は豪華寝台列車「ななつ星in九州」(九州旅客鉄道)、小型車「フィット ハイブリッド」(ホンダ)、日経産業新聞賞を高級セダン「クラウン」(トヨタ自動車)、日経MJ賞(日経流通新聞賞)を「10の交通系ICカードによる全国相互利用」(東日本旅客鉄道ほか10の事業者)などが受賞している。

《秋山 文野》

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