マレーシア選挙委、新選挙区案を3月にも国会提出へ…格差を是正

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア選挙委員会(EC)のアブドル・アジズ議長は、3月にも首相府が新たな選挙区案を国会に提出する見通しであることを明らかにした。

選挙区割りの見直しが行われるのは2003年以来で約10年ぶりとなる。

2015年の国会での法案可決を目指す。可決には下院で3分の2以上の賛成が必要となっている。ECは2011年に新たな選挙区割りを予定していたが延期となり、昨年5月5日に行われた総選挙では2003年の旧区割りのままで行われていた。

連邦憲法第113条(2)では、ECが8年毎に選挙区割りの見直しを行うことができるとしている。ECは都市部では一選挙区の選挙人数を6万人以上、半都市部で4-6万人、農村部で2-4万人と規定しているが、人口の増減に選挙区割りの対応が後手に回っていた。

先の総選挙では、選挙人が10万人を超す選挙区が13もでており、カパール選挙区では選挙人が14万4,159人にも達しているる。反対にプトラジャヤ選挙区は1万5,791人にとどまっており、一票の格差が深刻化している。

一方、サバ・サラワク州への配慮を迫られているという与党連合・国民戦線(BN)の内部事情がある。マレーシアにサバ・サラワク州が加入した際、サバ・サラワク州は下院定数(222)の3分の1を割り当てるよう要求したが、現時点では約25%の57議席にとどまっている。先の総選挙では実質的にサバ・サラワク州がBNの勝利を支えており、サバ・サラワク州に配慮した選挙区割りが行われるとみられる。

華字紙「星洲日報」によると、2016年2月に竣工する新国会議事堂の座席数は現在の242席から最終的には38席増えて280席になる予定だ。将来的な定員増を見越してまずは18席増の260席が設置され、最終的に20席が増設される見通しだという。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタV6か、AMGターボか? ピュアエンジンで“リアルドライビング”を味わう、ロータス『エミーラ』という選択肢
  2. 「攻めすぎだろ…」EVになった新型メルセデス『Cクラス』のデザインがSNSで話題!「ガソリン版はどうなる?」の声も
  3. ヤマハの新型125ccスポーツスクーター『シグナスX』発売へ、デザインと走りを刷新! 価格は38万9400円
  4. バイクチューニングの定番「パフォーマンスダンパー」が意外な活躍、チェアスキー採用で「集中力上がった」
  5. バルブ交換だけで簡単LED化、IPFからHID車向けLEDヘッドランプバルブが発売
  6. トヨタ『RAV4』新型、可動式フロントスパッツを北米仕様に初採用…アイシンと共同開発
  7. ヤマハ発動機、「夏用ユニホーム」を社内開発、快適性・安全性や多様性をカタチに
  8. エンジン載せ替えは邪道じゃない! いま合理的チューニングとして再評価される理由~カスタムHOW TO~
  9. “都会派”電動アシスト自転車『ヤマハ PAS CRAIG』に2026年モデル登場、「プラス」は航続124kmを実現
  10. VW『ゴルフ』など12車種1万5721台をリコール…ステアリング操作力が増大
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る