GST法案、早ければ年内に準備完了…09年の法案とほぼ同じ内容に

エマージング・マーケット 東南アジア

政府が2015年4月に導入する予定の物品・サービス税(GST)の法案は年内か来年初頭までには準備できる見通しだ。英字紙『ザ・サン』が報じている。

財務省GST実施事務所アドバイザーのカマリア・フサイン氏が、会計事務所デロイト主催の税務セミナーで明らかにしたところによると、同省が2009年に国会に提出したGST法案とほぼ同じ内容になる。

政府は200社を対象に昨年と今年初め、GST導入試験を実施しており、セランゴール州ケラナジャヤにあるGST処理センターはいつでも稼働が可能だ。税務職員も来年中頃までにはGST導入の準備ができるという。

財政赤字削減を進める連邦政府は、2014年度予算案で物品・サービス税(GST)の2015年4月導入を発表。税率は6%で、売上税とサービス税は廃止されることになった。財務省によると、2016年には通年で90億リンギの税収増が期待できるという。

小栗 茂

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