【新聞ウォッチ】豊田章男社長の今年のキーワードは「ぶれない軸」

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豊田章男自工会会長(トヨタ自動車社長)
豊田章男自工会会長(トヨタ自動車社長) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年1月8日付

●経営トップ、デフレ脱却に好感触、ベアには慎重姿勢(読売・8面)

●三洋電機500人リストラ、2月にも早期退職募集(読売・8面)

●「トミカ」23年ぶり値上げ(読売・8面)

●米で見本市開催、IT自動車究極の家電、グーグル提携、車両が基地局(朝日・2面)

●軽も個性で勝負します、各社、増税見据え工夫(朝日・8面)

●新OSスマホ来月発売、日中韓開発、米2強に対抗(毎日・1面)

●首相「賃上げを」経済3団体新年会「民間主導の年」意欲(産経・1面)

●輸入車、小型で日本攻略、フォード1000cc 7年ぶり(日経・9面)

●三菱自、最大2416億円調達、公募増資など発表(日経・9面)

●13年の中国販売、日産も過去最高(日経・9面)

ひとくちコメント

似顔絵のイラスト入りなど、これまでも「名刺」にこだわるトヨタ自動車の豊田章男社長。自動車工業団体の新春賀詞交歓会では、新年のあいさつに「QRコード」付の新しい名詞を笑顔で差し出すなどのパフォーマンスをみせていたが、その前に開かれた経団連などの経済3団体の新年祝賀会の会場で、メディアから2014年のキーワードを尋ねられると「ブレない軸」と答えていた。

豊田社長は「人間にも企業にも良いとき悪いときがあるが、良いからといって調子に乗らないこと、また、悪いからといってあまり卑屈にならないことを個人としても企業としても持ち続けること大切で、それが持続的成長につながる」とも述べた。

きょうの朝日などが取り上げているが、消費増税の影響については「販売減はあるだろうが、商品力を高めるなどの努力で回復できる」とした上で、アベノミックス「3本目の矢」である成長戦略や、2020年の開催が決まった東京五輪の効果に期待感を表明したという。

今年は「ぶれない軸」をキーワードとした豊田社長だが、就任以来「もっといいクルマを造ろうよ」と社内に訴えかけてきた掛け声も、これからも“ぶれない”でずっと語り続けることにもなりそうだ。

《福田俊之》

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