米国の自動車大手、フォードモーターは1月3日、2013年の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は2006年に次いで多い249万3918台。前年比は10.8%増と、2桁の伸びを示した。
ブランド別では、フォードが前年比11.3%増の241万2224台。目立った新型車のなかったリンカーンは、8万1694台を販売。前年比は0.6%減と落ち込む。
フォードブランドの乗用車系では、主力中型セダンの『フュージョン』が、29万5280台を販売。前年比は22.4%増と大きく伸びた。一方、主力コンパクトカーの『フォーカス』は23万4570台にとどまる。前年比は4.6%のマイナス。
フォードブランドのクロスオーバーでは、2013年モデルとして新型に切り替わった『エスケープ』が、29万5993台を販売。前年比は13.4%増と、こちらも2桁の伸び率。
フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』が、前年比18.3%増の76万3402台を売り上げた。『エクスプローラー』も12.6%増の17万8311台と、引き続き好調。
フォードモーターによると、フォードブランドが4年連続で、米国において最も売れたブランドになったという。同社のジョン・フェリス副社長は、「乗用車、SUV、ハイブリッド車、ピックアップトラックに対する需要が根強い。これが、フォードブランドが市場シェアを拡大させた要因」とコメントしている。