コマツ、日米欧の次期排出ガス規制に対応した最新エンジンの量産開始

自動車 ビジネス 企業動向
日・米・欧の次期排出ガス規制に対応した新型エンジン
日・米・欧の次期排出ガス規制に対応した新型エンジン 全 2 枚 拡大写真

コマツは、日・米・欧で2014年から施行される次期排出ガス規制に対応したエンジン技術を新たに開発し、新型エンジンの量産を1月より開始する。

2004年に公表された建設機械用ディーゼルエンジン排出ガス規制は、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)の排出量を従来規制比で10分の1以下に低減させる厳しいもので、2011年および2014年の2段階に分けて施行が定められている。

2011年から施行されている排出ガス規制は、従来規制比でPMを10分の1以下に低減するもので、コマツでは規制に対応するための技術として、次世代コモンレール式燃料噴射システム(HPCR)、高効率冷却排出ガス再循環システム(EGR)、可変ターボシステム(VGT)およびディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を採用、市場で実績を積み上げてきた。

2014年に施行される新たな規制は、NOxの排出量を従来規制比で10分の1以下にまで抑える必要があるため、既存対応技術の改良に加え、新たにNOx低減後処理装置(SCR)を自社開発した。

コマツは、従来より小型建設機械用の排気量3.3リットルクラスから大型鉱山機械用の排気量46リットルクラスまで、建設機械用ディーゼルエンジンの研究開発から製造までを一貫して実施。今回開発の新エンジンを搭載するコマツ建設・鉱山機械においても、エンジンのみならず油圧機器、制御システムなどの主要コンポーネントを自社開発・自社生産している強みを活かし、環境負荷の低減と経済性の両立を実現していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る