BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは1月3日、2013年の米国新車販売の結果を発表した。BMWとMINIの両ブランド合計で、新記録となる37万5782台を販売。前年比は8.1%増だった。
BMWブランドは2013年、30万9280台を販売し、前年比は9.9%増。2007年の29万3795台を上回り、過去最高となった。その内訳は、乗用車系が19.6%増の23万3290台と好調。一方、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)は、12%減の7万5990台と落ち込む。
乗用車系では、主力の『3シリーズ』が『4シリーズ』と合せて11万9521台を売り上げ、前年比は20%増と大きく増加。『5シリーズ』は5万6863台を販売し、前年比は0.1%増。米国ではクーペとカブリオレだけが設定される『1シリーズ』は、前年比6.1%減の7220台。『6シリーズ』は18.9%増の9762台と伸びた。2012年8月に米国初上陸を果たした『X1』は、2万6512台を登録する。
SAVでは、『X3』が前年比12.9%減の3万0623台と後退。モデル末期の『X5』も、10.4%減の3万9818台にとどまる。『X6』も17.8%減の5549台。
MINIブランドは新記録の6万6502台で、前年比は0.6%増。MINI『クロスオーバー』が、1.5%増の2万1325台と堅調だった。
BMWオブノースアメリカのLudwig Willisch社長兼CEOは、「2013年の異常気象もBMWグループの米国販売に影響を与えなかった。2014年も新型車で攻勢を強めていく」とコメントしている。