シグナス補給船運用第1号、太陽活動活発化のため打ち上げ延期

宇宙 企業動向
NASAのSDO衛星がとらえた大規模太陽フレア
NASAのSDO衛星がとらえた大規模太陽フレア 全 2 枚 拡大写真

オービタル・サイエンシズ社は、2014年1月8日に予定されていた国際宇宙ステーション民間補給機「シグナス Orb-1」の打ち上げを、1月7日に発生した太陽活動の活発化のため延期すると発表した。

1月7日、NASAとESAの太陽活動観測衛星SOHOは大規模な太陽活動を捉えた。また、NASAの太陽観測衛星SDOがアメリカ東部時間1月7日午後1時32分に撮影した映像には大規模な黒点がみられ、Xクラスの太陽フレアが発生したことが判明した。

大規模な太陽フレアが発生すると、国際宇宙ステーションに到達する宇宙放射線の量も増大し、滞在中の宇宙飛行士は船内の壁の厚い場所に退避するといった対応を迫られることがある。オービタル・サイエンシズ社は、アメリカ東部時間1月8日午後1時32分(日本時間1月9日午前3時32分)に予定していたシグナス補給船の打ち上げを延期した。

新しい打ち上げ日時は1月8日の時点では未定だが、翌9日(木曜日)中に打ち上げが可能な場合は午後1時7分(日本時間1月10日午前3時7分)となる。ISSへの到着は1月12日の午前となる予定だ。

《秋山 文野》

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