富士重工業は1月9日、スバル車の国内累計生産台数が2000万台に達したと発表した。近藤潤副社長は同日、群馬製作所矢島工場で行った記念式典後、一部報道陣に対し「日本のモノづくりの強さ、生産技術にさらに磨きをかけていきたい」と述べた。
近藤副社長は「うちはもうやらざるを得ないのでずっと日本で造り続けてやっているが、底力はあると思う。そのモノづくりをなんとしてもしっかりと日本でやって、単なるマザー工場というだけではなくて、やはり造り続けることによってどんどん成長していくと思う」と説明。
その上で「だから日本のモノづくりをもっと成長させたいと思う。それをみんなで今までもやってきたので、これからもやり続けていきたい。我々は日本でモノを造ってかなければいけなかったので、地場のサプライヤーさんも含めて、超円高の時はものすごく苦しかったが、それを乗り越えて、今の状況であれば十分戦えると思うので、そういう意味で日本のモノづくりの強さに磨きをかけていきたい」と強調した。