JR九州、門司港駅舎100周年記念の見学ツアー2月実施…保存工事着手後初

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保存修理工事に着手する直前の門司港駅舎。完成から100年が経過した。
保存修理工事に着手する直前の門司港駅舎。完成から100年が経過した。 全 3 枚 拡大写真

JR九州は2月1日、門司港駅舎の100周年記念イベントを実施する。保存修理工事が行われている駅舎内の視察見学ツアーなどを行う。

門司港駅は1891年、九州鉄道の門司駅として開業。当時は現在地より200mほど離れた場所に設けられていたが、1914年に現在地に移転。1942年には近隣の大里駅が「門司」に改称され、門司駅は現在の「門司港」に改称された。

駅舎は1914年の移転時に建設されたもの。ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれるデザインが特徴で、1988年には鉄道駅として初めて国の重要文化財に指定された。完成から約100年が経過して外壁や軸組などの傷みや汚れが激しくなってきたため、2012年9月から保存修理工事に着手している。完成は2018年3月末の予定。

2月1日のイベントでは、修理工事の開始後としては初の駅舎内視察見学ツアーを実施。「修理工事中に改めて分かったことや、新しい発見」を体験できるという。また、門司港駅長による同駅の歴史に関する講義も行われる。

見学ツアーの参加費は無料だが、往復はがきによる申し込みが必要。第1部(13時30分から)と第2部(15時30分)の2部制となっており、各部30人を募集する。締切は1月20日(必着)。

このほか、100周年記念式典(10時)や、2月1~2日に行われる「特急485系で行く復活『はと』『つばめ』鹿児島本線の旅」の出発式(2月1日8時40分)と撮影会(2月2日16時30分、九州鉄道記念館)なども行われる予定。また、門司港駅の旧貴賓室や駅長室に飾られていた写真などを展示する「門司港駅歴史写真展」が1月10日から2月28日まで行われる。

《草町義和》

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